光触媒の5大機能
光触媒の原理は分解と親水
「光触媒」とは、日光や蛍光灯などの光によってさまざまな反応を起こす物質のことを指します。分かりやすい例を挙げならば、植物の「葉緑体」も光触媒の一種であると言えるでしょう。光触媒の主な能力としては、以下のものが挙げられます。
分解能力
太陽光や蛍光灯からの紫外線によって、光触媒を塗布した面が大気中の酸素や水蒸気を 「活性酸素」 に変化させます。発生した活性酸素は、塗装面に触れる有機化合物 (汚れ・臭いの成分・雑菌など) を二酸化炭素と水に酸化分解するのです。この分解能力によって、防汚・脱臭・抗菌という効果がもたらされます。
親水能力
塗装面に太陽光や蛍光灯が当たることで、塗装面に付着した水は水滴にならずに広がって流れます。建物の外壁に光触媒を使用すれば、雨水が塗装面と汚れの間に浸透し、汚れを洗い流すのです。つまり、わざわざ掃除をする必要もなく雨水によって外壁がきれいに保たれるわけです。
光触媒の5大機能
光触媒は建築物などにプラスに働くさまざまな機能があります。ここでは、光触媒の5大機能である「大気浄化」「脱臭」「抗菌」「防汚」「シックハウス対策」についてご紹介します。
大気浄化
現代の環境問題の1つである「大気汚染」。主に自動車の排ガスなどによって窒素酸化物や硫黄酸化物などの環境汚染物質が発生し、大気は汚染されています。しかし、光触媒の酸化力によって、これらの環境汚染物質を除去することが可能なのです。光によって大気をクリーンにする、地球に優しい塗料であると言えるでしょう。
脱臭
たばこの煙に含まれるアセトアルデヒドや生ゴミなどから発生するアンモニアなど、普段の生活の中で気になる臭いは多いものです。光触媒は、室内にこもってしまいがちなそうした臭いまで酸化分解します。さらに、芳香剤などのように壁や天井などに臭いが染みついてしまうこともありません。
抗菌
光触媒の強力な分解力は、塗装面に接触した有害な細菌を殺し、さらにその死骸をも分解することができます。たとえば水まわりに発生し、食中毒などの原因となる黄色ブドウ球菌やO-157なども殺菌・分解してくれるのです。
防汚
「汚れ」とは本来、油分に砂やほこりが付着することによって発生します。光触媒は塗装面に付着した油分を分解するため、汚れを根本的に防ぐことが可能なのです。この作用によって、外壁などの維持費・修繕費のランニングコストを削減することが可能になります。
シックハウス対策
光触媒は、シックハウスの主な原因とされているホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどを分解し無害化します。そのため、光触媒を使用すれば室内汚染濃度は常に基準値以下に保たれるのです。
